「未報酬払い」はよくある問題
名のある企業が報酬未払いをすることなんてあるの!?と思われる人が多いでしょうが、フリーランスの世界ではそんなに珍しいことではありません。例えば企業が倒産することもありますし、企画倒れをしてしまって仕事自体がなくなってしまったり、最悪連絡が一切取れなくなったりすることもあります。こうなってくるとフリーランスの人はどうしようもなくなります。企業同士ならこのような場合、顧問弁護士に相談をしたり、予めこういう場合に備えてそれなりのノウハウを持っていたりします。フリーランスの場合は基本的に個人で仕事をしているので、このような場合の打開策を持っていない人が大半です。こういった場合フリーランスの人はどうやって打開策を練ればいいのでしょうか。
クライアントをよく確認する
報酬未払い問題を解決するには、まず仕事を選ぶ段階から注意をしなくてはいけません。まずは本当に存在している会社なのかをよく確認しましょう。実体がないのに適当にでっち上げている可能性があります。会社の名前や住所がわかっていれば検索で探すことができますし、Googleのストリートビュー機能を使って見た目を確認することができます。個人情報が一切出されておらず検索できない場合もありますが、そもそもそういった会社は信用できないので、それだけでいい加減な会社かどうかを判断することができます。そのほかにも報酬未払いを起こすような問題のある会社の場合、インターネット上で被害者が声を上げている可能性もあります。まずは下調べをしてから仕事を受けるかどうかを判断しましょう。
契約書をしっかり取り交わす
会社と個人の場合は、約束事をうやむやにされてしまう可能性があります。これを避けるために必ず契約書を取り交わしましょう。口頭やメールのやり取りだけでは危険です。しっかりとした会社は自身のリスクを下げる意味でも必ず契約書を用意します。こちらが言わないと用意しないような会社の場合、それだけでも信用ができない会社である可能性が大きいです。特に報酬に関する欄はしっかり読み込んでコピーもとっておきましょう。
詳しい内容をしっかり記録しておく
紙の上以外でやり取りをしていると、言った言わないのトラブルが起こる可能性があります。こういった事態を起こさないためにやり取りの内容はしっかり記録しておくようにしましょう。内容を確認するうえで自分にとっても役立ちます。